編集長就任のご挨拶


日本美容皮膚科学会機関誌
編集長 菊地 克子


 このたび日本美容皮膚科学会の機関誌,Aesthetic Dermatologyの編集長を拝命いたしました。美容皮膚科が皮膚科学の異端とみられた時代もありましたが, 近年, 美容皮膚科診療を希望する皮膚科医は増え, 本学会に属する会員は2,000名近くということです。美容皮膚科診療は, コマーシャルベースで行うのでもエビデンスを欠く経験論で行うのでもありません。皮膚科学一般に精通した上で, 治療対象となる疾患の病態を把握し正しい診断を下す必要があるのみならず, 各種治療法の作用機序を十分に理解した上で,その技術を取得することが要求されます。老化,光老化,痤 瘡,色素異常症等の病因病態に加え,光生物学,角化細胞・色素細胞・皮膚付属器・真皮結合織の生物学、皮膚の免疫学,皮膚の生理学、再生医学など広い学識が必要とされます。日進月歩の新たな治療機器や各種治療方法にも通じる必要もあります。
 本誌がこのような学術的側面において,会員の皆様に少しでも役立つ情報を提供できるよう微力ながら邁進したいと思っております。どうぞ御指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。